大河ドラマにおける遠藤憲一の芝居は、好演を通り越して「怪演」である。「快演」ではない。
自他とも認める大河フリークの私が、これまでイマイチのめり込めなかった「武蔵」が楽しみになりだしたのは、遠藤憲一演じる原田休雪の不気味な存在感が「気になる」からだと気がついた。
詳しい役柄やストーリーまではここでは述べないが、文字通り「怪演」なのである。
思うに、「怪××」というのは麻薬的な磁力を持っているらしい。「好印象」「好感度」……、ビジネスの世界では「好××」がもてはやされているが、「怪××」が秘めるパワーには、人を惹きつけて止まない不思議な力があるのではないだろうか。「怪××」と呼べるビジネスが自分の身の回りにあるか考えてみたい。

