正しい言葉を大切に使いたいと思わされた。
「MP3」「Megahertz(メガヘルツ)」「Bluetooth」―― IT関連業界の広告でも多用されているこうした専門用語や、機能盛りだくさんのIT新製品の“複雑さ”が、むしろ人々を製品購買から遠ざけ、新技術の普及に悪影響を及ぼしている… と言ったら驚くだろうか。
僕らの身のまわりも「ソリューション」「シームレス」といった摩訶不思議な外来種をはじめ、「冗長性」「可変性」などの酷い翻訳語で溢れている。英語をそのままカタカナに置き換えて(意味も分からないままに)使っていることも恐ろしいが、まったく意味をなさない翻訳を行うばかりか、それを受け入れて使ってしまうのも考え物だ。そもそも「冗長性」って言葉として使えるの? 少なくとも僕の周囲では「そういえば昨日さ、○×の冗長性で困っちゃったよ」なんて会話は行われていないのである。日本語としてはウィンドウズの「上書き保存」のほうがはるかにわかりやすいのではないだろうか……。
さて、上に引用した記事でも紹介されているGCAB(Global Consumer Advisory Board)のサイトには、今回の調査用テストも公開されているのでさっそく挑戦してみた。
結果は11問中10問正解。いずれの設問もIT関連の仕事に携わる人には難しいとは思えないので喜んでもいられない。むしろ「このレベルの用語も難しい」と感じている人が多いということを、しかと心しなければいけない。

