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『アレックス・ヘイリー プレイボーイ・インタビューズ』

playboy.jpg『アレックス・ヘイリー プレイボーイ・インタビューズ』

著者:アレックス・ヘイリー(マレー・フィッシャー:編)
発行:中央アート出版社
価格:2,500円+税
ブックデザイン:森 葉子

ピューリッツァー賞を受賞した『ルーツ』などの著作で知られるアレックス・ヘイリーが、プレイボーイ誌上で繰り広げた様々な分野の人々のインタビュー集。初回ゲストであるマイルス・デイヴィスをはじめ、マルコムXやカシアス・クレイ(後のモハメッド・アリ)、マーチー・ルーサー・キング、ジョージ・リンカーン・ロックウェル(当時のアメリカ・ネオ・ナチ党首)、サミー・デイヴィスJrらが登場し、黒人問題に焦点を絞った鋭いインタビューが行われている。

たとえば、初回のマイルス(1962年)に対するアレックスの第一声はこうだ。
「あなたが手にしたミュージシャンとしての成功とともに、観客に対する不機嫌さや態度の悪さも問題になっていますが、それについてコメントはありますか?」

また、ジョージ・リンカーン・ロックウェルとの対談(1966年)に至っては、アレックスがこう切り出している。
「司令官。インタビューを始める前に、お聞きしてもよろしいですか? なぜ肘のところにピストルを置いたり、私たちの間に武装した護衛を置いたりしているのですか?」

それに対する両者の返答とその後に続く緊張感溢れる言葉の応酬は本を読んで頂きたいが、どうだろう。人種問題の置かれた当時の厳しい状況が、これらのひと言だけからも伝わってくる。それぞれトーンや表現は異なるが、どのインタビューも知性と教養に溢れ、1960年代から90年代にかけての黒人社会に対する怒りや希望を紡ぎ出している。いずれ劣らぬ真剣真っ向勝負である。ちなみにアレックス・ヘイリーは、このインタビューがきっかけで有名な『マルコムX自伝』の仕事を任された。

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2003年10月04日 09:34に投稿されたエントリーのページです。

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