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『飢餓海峡』(石川さゆり)は泣けた……

sayuriishikawa_best.jpg普段は洋楽ばかり聴いているのだが、このところ、なぜか演歌を聴いている。演歌はこれまでまったく聴いたことがないジャンルだったが、これがどうして、すごくいい! きっかけは、ひょんなことから入手した『石川さゆりベスト』である。

石川さゆりは『津軽海峡・冬景色』と『天城越え』くらいしか知らなかったが、せっかく入手したのだからと、何気なくCDプレイヤーに入れて仕事中に聴いていた。上記2曲の既知の歌や「どこかで聴いたことあるなぁ……」といった数曲が流れるなか、文字通り音楽を聴き“ながら”仕事をパキパキと進めていたのだが、ある1曲で「!」と仕事の手が止まった。それが、このエントリーのタイトルにもある『飢餓海峡』である。

北国の寒々しい風景を連想させる激しいイントロにはじまり、歌い始めでは一転してテンポがスローダウンする。丁寧に言葉をメロディーに置きながら歌が始まり、徐々に盛り上がる楽曲のテンポに合わせて、石川の歌声も感情が高まってくる。絶品なのがサビの部分で、しぼり上げるように放つ歌声は見事としか言いようがなく、不覚にも(?)泣けてきた。歌もいいけど、詩もすごい。

Quoted from 飢餓海峡(作詞:吉岡治、作曲:弦哲也)
殺して殺して 爪たてて 首にあんたの手を巻いて 連れてって
あゝこの海は 赤い海 漕いでも漕いでも 戻る道ない 飢餓海峡
僕が音楽を好きなのには色んな理由があるけど、その中でも音楽という芸術の表現方法がすばらしいと特に思うのは、「音楽は泣ける」ってところにある。その点で、この『飢餓海峡』はツボにはまった。

いやぁ、それにしても演歌はいいなぁ。人生30年で新たな発見だ。きっとほかにもいい曲や歌手がたくさんいるんだろうなぁ……。紅白を見るのが楽しくなるかもしれません。

なお飢餓海峡については、同名の映画(原作は水上勉の小説)もある。これもまた評価が高いようだが、この曲と映画の関係はわからなかった(ご存知方、おしえてください!)。

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2004年04月04日 22:03に投稿されたエントリーのページです。

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