横浜そごうで開催中の「ディック・ブルーナ展」に行ってきた(左はそのチケット)。ディック・ブルーナといえばミッフィーが有名だけど、僕のお目当てはば「ブラック・ベア・シリーズ」というペーパーバックのアートワークである。
絵本作家として売れっ子になる以前、ブルーナは親父が経営する出版社でデザイナーとして書籍の装丁を手がけていた。黒熊のマークが入った彼が手がけたペーパーバックのシリーズは「ブラック・ベア・シリーズ」と呼ばれ、その仕事は実に2000冊にものぼる。つい最近ではネピアのCMでも使われていたので目にした人も多いだろう。
実際に目にすると、質を落とすことなくそれだけの量の仕事をこなすことの凄まじさにまず圧倒される。ペーパバックといえば日本で言う文庫本のようなものだけど、それぞれ作家もテーマも雰囲気も異なる多くの本を1つのシリーズとして定着させ、そのキャラクターが多くの人に愛されるってことは並大抵なことじゃないと思う。もちろん、なかにはシリアスで多少毛色の違うものもあったけれど、並べてみると見紛うことなくブラック・ベア・シリーズの1冊に収まるあたりも凄い……。ちょうどあるシリーズものの企画について考えなきゃいけないこともあり、この点はとても参考になった(気がする)。あと、これはミッフィーも含めた話だが、ブルーナが描くイラストで使われる少ない色数は、とても厳密にコントロールされたものであることがよくわかった。また、それぞれのキャラクターの設定も実に計算されている。
子供が多いかなと思っていたが、デザイナーっぽい大人も多く来場していた。期間は5月5日まで。


コメント (2)
トラックバックありがとうございます。
「ブラックベアシリーズ」はすごかったですね。
今も寝る前の読書は買ってきた本の「ブラックベア」のページです。見れば見るほど、ブルーナという人の仕事の緻密さを感じます。
ブルーナとは関係ないのですが、「4行日記」にも興味津々です。
ちょっと本を見て研究してみます。
投稿者: okapi | 2004年04月20日 17:31
日時: 2004年04月20日 17:31
okapeiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ブラック・ベア・シリーズを見ていると、よく言うように「量を伴わなずして質の向上なし」という言葉も響いてきます。
もちろん、それぞれの作品のクオリティも高いのですが、2000冊にも及ぶと圧巻ですね。
4行日記、僕はたいしたことが書けていませんが、1日の棚卸しもできるのでオススメです。
ではまた。これからもよろしくお願いします。
投稿者: chief | 2004年04月21日 22:46
日時: 2004年04月21日 22:46