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PS2ソフトで見る北方謙三「三国志」

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北方謙三の「三国志」がPS2ソフトになっていることは意外と知られていないようだ。このソフトは、北方謙三が書いた小説『三国志』を寺田克也が描いたキャラクターでドラマ化したものだ。物語は紙芝居調の進行で絵が切り替わりながら字幕付きでドラマが進んでいくという趣向。語りは、あの渡辺謙。けっこう凄いスタッフで制作されているのだが、当時もいまひとつ大きな話題にはなっていなかったように思う。かく言う僕も、発売直後に購入したにもかかわらず、最後まで通して見たことはなかった。なんといっても全253話という大作である。

kitakatasangoku.jpg北方謙三 三国志



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三国志といえば、「興味はあるんだけど、長いから……」と二の足を踏んでいる人も多いようだ。そんな人でも、こうしたドラマだったら楽しめるだろう。ドラマの最中でも人名検索や地図、戦略などのデータにもすぐにアクセスできるのでわかりやすい。また、寺田氏が描くキャラクターも美しいので、すでに三国志を読んだことのある三国志ファンも十分に楽しめる。以下に赤壁前夜、 呉の武将である周瑜について、劉備と孔明が交わす言葉を引用する。北方三国志の魅力である「男惚れ」の世界の片鱗は、この短いやり取りからも十分に伝わるのではないだろうか。

劉備「孔明、 周瑜という若者は、非凡だな」
孔明「他の者は、ついて行けぬほど」
劉備「非凡な分だけ、運命は過酷かも知れぬ」
孔明「殿の言われる通りかもしれません」
劉備「孔明、心せよ」
孔明「何を?」
劉備「非凡だということは、孤独だということだ。しかし私は、孔明に孤独な生涯を送らせたくはない。凡人を理解できる非凡さを、お前は持つことができるはずだ。心せよ」
孔明「心に、刻みこんでおきます」

つい最近までNHK「人間講座」においても「三国志の英傑たち」と題して三国志の魅力を語っていた北方氏の男気溢れる世界は、このPS2ソフトでも健在だ。

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2004年05月09日 12:20に投稿されたエントリーのページです。

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