■事実 :録画していた大河ドラマを観て泣いた。
▲気づき:1人の人間の死を淡々と丁寧に描いていた。
●教訓 :歴史は人の営みであり、人間が息づくところに常にドラマがある。
★宣言 :私は、仲間を大切にし、義理も大事にする人間である。
旅行中に録画しておいたNHK大河ドラマ『新選組!』を観た。今回は「友の死」……。武闘派(?)やクセのある人が多い新選組にあって、常識人というか唯一の良識とも言える山南敬助の切腹だ。
劇中の山南は最初こそ脇役に甘んじていたが、徐々に存在感を増していった。回を重ねて育ってきた役だったと思う。とくに、ここ数回は土方歳三と意見の食い違いが目立つようになり隊内で居場所を失い始め、次第に滅びの哀しさのようなものも醸し出していた。試衛館から生え抜きの大幹部だけに、山南の切腹は隊士らにあたえるインパクトもでかい。前回「山南脱走」と今回とその扱いを見ても、1年を通じたドラマの中で彼の死をとても大きく扱っていることがよくわかる。
今回は永倉や原田といった仲間が何度も山南を逃がそうとするのだが、覚悟を決めた山南はそれに応じない。また、山南が脱走したときに連れていた恋人、明里が再び屯所を訪ねてくる場面も涙を誘う。無邪気で底抜けに明るく天真爛漫な明里に出会い、すさんだ心を癒される山南。一方、彼が命を絶つことを感じ取りながらも敢えて無知を装いつづけ、「次はいつ逢えるん?」「必ず迎えに来てや。きっとやで」「一緒に富士山見に行こな」と気丈に明るく振舞う明里。切腹を控えた山南が「前川亭西の出窓」で明里と言葉を交わす場面などは堪らなく悲しい。明里役の鈴木砂羽も名演だ。
三谷新選組の山南といえば「微笑み」がトレードマーク。切腹のとき、腹に刃を当てた彼は介錯を待たせて腹を一文字に掻っ捌く。やがて「沖田君……」と介錯の合図を出すとき、苦悶の表情が一瞬、微笑みに変わるのだ。
いつもは観たあとに録画を消去するのだが、今回は消すことが出来なかった。
ちなみにこの役を演じた堺雅人が大ブレイク中のようで、NHKに寄せられる手紙も堺宛てのものが一番多いとか。Googleで検索するとたくさんの山南(堺)ファンサイトが見つかる。当たり役だったね。


コメント (8)
トラックバックありがとうございます。
私のブログは、山南(堺)ファンサイトという認識ではまったくないのですが、エントリーを重ねるごとに、みてくださる方がそういう認識をされていったようです。
投稿者: かめむしこ | 2004年08月30日 16:22
日時: 2004年08月30日 16:22
トラバありがとうございました☆
山南さんが死んだ時は号泣でした(>_<)
でも今週のは大いに笑わせていただきました!!
投稿者: あさっち | 2004年08月30日 16:51
日時: 2004年08月30日 16:51
トラバありがとうございます。
当方、未だに33話から立ち直れていません……
こちらの記事はとても的確で「なるほど……」と納得しました。
投稿者: driftwood | 2004年08月30日 21:35
日時: 2004年08月30日 21:35
大変遅くなりましたがトラバありがとうございました。
『●教訓 :歴史は人の営みであり、人間が息づくところに常にドラマがある。』
いい言葉ですね。
この数回のドラマはまさにそれでした。
投稿者: SHU | 2004年09月02日 01:04
日時: 2004年09月02日 01:04
かめむしこさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
僕のBlogもとくに新選組にテーマを限ったサイトではないのですが、最近のログを見ると「山南」「明里」といったキーワードから来られている方が多いようです。新選組がそれだけ盛り上がっていると言うことなのでしょうね。
いっそのこと、このまま来年も三谷さんで「明治維新」を題材に継続すればいいのに(笑)。
投稿者: chief | 2004年09月03日 13:18
日時: 2004年09月03日 13:18
あきっちさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
今週は笑えましたね。中でも僕は斎藤一が部屋の隅で「俺のせいだ……」「俺のせいだ……」といじけている様が爆笑でした。
ではまた!
投稿者: chief | 2004年09月03日 13:20
日時: 2004年09月03日 13:20
driftwoodさん、SHUさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
このあと、どんどん血なまぐさくなっていく新選組がどのように描かれるのかと気になっていたので、34話の「軽さ」はいい意味で肩すかしをくらいました(笑)。
投稿者: chief | 2004年09月06日 18:52
日時: 2004年09月06日 18:52
意外な所にトラバされていて驚きました。
そして感謝です。
山南さんのいたはずの場所に、伊東がいるという光景に、
変わってしまった新撰組をはっきり感じてます。
江戸で駄目男の吹き溜まりになっていた頃が懐かしいですね。
全話DVDにとってあるのでいつでも戻れますが(笑)
投稿者: suka | 2004年09月13日 02:26
日時: 2004年09月13日 02:26