| 犯人に告ぐ | |
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最近、いろんな本を怒濤のように(笑)読んでいます。カバンにはいつも3冊ほどの本が入っていて、たいていは小説2冊、ビジネス・実用書1冊って感じです。
さて、本書。おもしろかったです。警察小説ってそんなに詳しくないけど、次のページが早くめくりたくて一気に読んでしまった。一見すると(きっと皆さんもそう感じるはず)「350ページ超」「2段組」という、かなり読み手を引かせる仕様だが、手にとって損はない、と思います。ところどころ「あれ?」と思った箇所はあったけど、読み手をここまで物語世界に引き込めるのは著者の力が本物ってことなのでしょう。
6年前に発生した事件のメディア対策で大失態を演じ(マスコミの前でキレまくってしまった……)、左遷の憂き目にあっていた巻島が失地回復の機会を得た。迷宮入りしかけていた連続殺人事件の捜査責任者に抜擢され、今回は日本初の公開捜査という独創的なメディア対策を試みる。事件の操作に絡み、警察内部でのドロドロとした確執や裏切り、家族の問題など様々なドラマが折り重なり物語りに厚みを与えている。
物語のできの良さにはまったく不満はないが、物語中における巻島の性格の変わりようが少し引っかかった。かつてのいい意味でのイケイケ感(?)のようなものが影を潜め、復帰後は執拗で沈着なキレ者って感じになっていた。まぁ、人間っていうものは変わりやすいのでいいと思うけど、以前の巻島のほうに好感をもっていた僕としては残念。


意外と地味でした。
早速届きました。
