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「麦屋町昼下がり」(藤沢周平)を読む

この「麦屋町昼下がり」は4篇の読みきり短編を集めた藤沢周平の作品です。表題作「麦長町昼下がり」のほか、「三ノ丸広場下城どき」「山姥橋夜五ツ」「榎屋敷宵の春月」を収めています。

Amazonのレビューでもどなたかが述べられてますが、西部劇さながらの剣劇が繰り広げられる迫力ある作品が多いのが本書の特徴です。

表題作では、突然の事故によって藩内随一と謳われる剣士と戦わなければならない宿命を負った主人公の話です。戦うのか、戦わないのかは最後までわかりませんが、やや意外な展開で幕を下ろします。

ほか、落ちぶれた剣士が藩の重役にわなを仕掛けられる「三ノ丸広場下城どき」もよかったです。剣の腕が錆び付いていることを悟った重兵衛の復活劇はちょっと現実離れしている感もありますが愉しく読めました。

女性を主人公にとった「榎屋敷宵の春月」などバラエティーに富んだ作品が収められているので、飽きることなく一気に読み進められます。痛快な時代劇のTVドラマを見ているようでもあり、本作にファンが多いのも納得です。

麦屋町昼下がり
20051126_mugiya.jpg藤沢 周平

おすすめ平均
stars堪能の一冊
stars一挙に読ませる面白さと、読後の爽快感を持った本です
stars素晴らしい決闘シーン、藤沢文学の最高峰
stars時代小説名手の技

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» 藤沢周平『麦屋町昼下がり』を読む 送信元 電網郊外散歩道
文春文庫で、藤沢周平著『麦屋町昼下がり』を読む。四つの短編が収録されているが、一つ一つが実に味わい深く、印象に残る作品だ。 表題作である第一話では、深夜に刀を振り回し若?... [詳しくはこちら]

コメント (3)

ノドカ:

トラックバックありがとうございました。
この作品、私は最初のと最後のが特に好きです。
ブログも少し拝見しました。藤沢周平作品をたくさん読んでらっしゃるのですね。他にも面白そうな本があったので読書の参考にさせて頂こうと思います。

トラックバックありがとうございました。
『麦屋町昼下がり』、緊張感のある充実した作品ばかりですね。再読しても、見事さに感心するばかりです。

ノドカさん、narkejpさん、コメントありがとうございます。

ぼくは1つのことにハマるとどっぷり浸かってしまうタイプなので、今は藤沢周平さんの本ばかり読んでいます。

でもさすがに時は気分転換したくなるので浮気もしてしまいますが(笑)。

少し前に読んだ宮本輝さんの新刊もおもしろかったですよ。発酵食品が食べたくなります。

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2005年11月26日 13:45に投稿されたエントリーのページです。

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