藤沢周平の「海鳴り」を読みました。文庫で上下2冊です。主人公の新兵衛と、人妻おこうとの恋物語で、いわゆる不倫ものです。ただし、そこいらの軽薄な不倫小説とは格がぜんぜん違います。
家庭がうまくいっていない男性が人妻との不倫に走る……。たとえその先にあるのが地獄だとわかっていても引き返せない……。人生が折り返し点を過ぎたと感じ始めた中年男性の悲哀と、修羅の道とわかっていながらも泥沼の不倫に堕ちていく様が、非常にリアルに描かれていて怖いくらいです。
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幕末の志士、清河八郎を描いた藤沢周平の「回天の門」を読みました。
清河八郎は、新選組人気のわりを食ってか、とかく悪役として取り上げられることが多い人物です。後に新選組となる近藤勇らを含む江戸近隣の浪士を「将軍警護」の名目で今日に連れ出し、その途端に将軍警護の名目を捨てて浪士隊を尊皇攘夷の一隊として倒幕勢力に寝返らせた「策士」「煽動家」といったレッテルを貼られているのが清河です。
本作では、清河の幼い時代から最期までを人間味ゆたかに描かれています。この「回天の門」を読むと、これまでの清河八郎のイメージが覆されることでしょう。
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義弟からもらったこのお酒、なんと真澄の純米大吟醸です。
「お義兄さん、純米酒が好きでしたよね?」とさりげなく渡してくれました。うぅ、「わかってるねぇ!」って感じです。ありがとう!
大事に、愉しみながらいただいておりますぞ!
ウェブサイトを見ると、「山花」と書いて「さんか」と読むそうです。マンハッタンのン本酒バーでも提供されているお酒で、大吟醸ならではのギリギリまで研ぎ澄まされた繊細な味がします。
もちろん冷蔵後で冷やして冷酒でいただきました。香りもやわらかく、綺麗なお酒といった印象です。
諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に戴く清酒真澄は、1662年より信州諏訪の地で酒造りに専念。数々の品評会に抜群の成績を残すと共に協会7号酵母の発祥地としてもその名を馳せて来ました。「山花」の酒名は李白の詩「両人対酌すれば山花開く」から。キリリと冷やして、自然な香りとなめらかな味わいをお楽しみください。(裏ラベルより引用)
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藤沢周平の「日暮れ竹河岸」は、19の掌編からなる著者晩年の作品です。なにげない日常の出来事を情緒ゆたかに綴られていて心地よく読むことができました。
江戸の十二カ月を鮮やかに切りとった十二の掌篇と広重の「名所江戸百景」を舞台とした七つの短篇。それぞれに作者秘愛の浮世絵から発想を得て、つむぎだされた短篇名品集である。市井のひとびとの、陰翳ゆたかな人生絵図を掌の小品に仕上げた極上品、全十九篇を収録。これが作者生前最後の作品集となった。(amazon.co.jpの紹介文より引用)
ちょっとした出会いや別れ、人生のほんのわずかなワンシーンが切り出されています。いずれの作品も非常に短いので、書き込んでいく数歩手前でさりげなく終わる「余韻」が読み手に残され、それが本作品集の味わいとなっています。
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最近はトラックバックを使ったブログイベントが盛んになってきました。先日も「29man(ニクマン)」で「アイディア発想法」を競うトラックバックイベントが開催されました。
そんな流れを受けてか、「トラックバックを使って応募するクイズ」の仕組みを提供するASPが登場しました。
「Quespo(クエスポ)」というサービスです。キャンペーンなどで使えば楽しそうです。
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新選組を題材にした小説を久しぶりに読みました。早乙女貢さんの作品も初めてです。
本作は題名にもあるとおり原田佐之助が主人公です。原田佐之助といえば、新選組結成以来、殿(しんがり)の組の組長をつとめ続けてきた大幹部です。「槍の佐之助」と呼ばれ、槍の名手として知られています。また、坂本龍馬を暗殺したという噂のあった人物でもあります(これは冤罪で、龍馬暗殺は見廻組の仕業だと言われています)。
物語は、近藤勇らと袂を分かった原田佐之助が江戸に現れたところから始まりますが、ほとんどは創作です。江戸以降の佐之助の消息は、その生死も含めて謎が多いので、小説家としては創作意欲をかきたてられるところも多いのかもしれません。
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