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痛快時代小説「よろずや平四郎活人剣」(藤沢周平)

よろずや平四郎活人剣〈上〉藤沢周平の「よろずや平四郎活人剣」を読みました。「活人剣」などというと、いさましい剣豪小説をイメージしてしまうけど、この小説の主人公はいたって庶民的です。そこが、この物語をぐっと魅力的なものにしています。

目付で千石取りの次男坊として生まれた平四郎は、妾腹の出ということもあり、実家を離れて裏長屋暮らしをしています。日々の暮らしにも事欠くありさまで、そんななかで思いついたのが「よろずもめごと仲裁」ビジネスです。

兄には頭が上がらず、友人にはだまされると、ちょっと抜けているようにも見える平四郎ですが、実はすごく頭が切れる男です。このあたりのバランスがうまく描かれているので、この物語が単なるスーパー剣士モノにならず、人情味あふれる市井小説としても読むことができるのでしょうね。

平四郎のもとに持ち込まれる揉め事は、実にさまざまです。夫婦喧嘩の仲裁から、脅しやタカリなど、、ときには命がけの仕事になることもあります。

ネタばれになるので詳しくは書きませんが、上下巻、一気に読み終えることができます。時代小説ファンなら手にとって損はありませんよ。

よろずや平四郎活人剣〈上〉
よろずや平四郎活人剣〈上〉藤沢 周平

おすすめ平均
starsまったくもって「痛快」!
stars得意の剣と口で、市井のよろず相談を解決していく面白くて読後感の爽やかな本です
stars血なまぐさい決闘小説ではありません!

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よろずや平四郎活人剣〈下〉
よろずや平四郎活人剣〈下〉藤沢 周平

おすすめ平均
stars市井+剣豪の藤沢作品の両面が楽しめる面白い本です

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2006年04月29日 12:00に投稿されたエントリーのページです。

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